年末に思う

今年も、年末という感慨のまったくもてないままに更けていく。
それはたぶん、大掃除や年賀状など年越しの準備を一切していないというだけの理由じゃなくて。(いや、それは要素としては大きいかもしれないが……)
なんだか年々、季節感が失われていくみたいだ。平日、外に出るのは朝の出勤時・昼休み・帰宅するのはすっかり日が落ちてから。自然界における移ろいを感じる機会はますます失われて、繁華街でシーズンごとに展開される早め早めのお祭りディスプレイに季節感はますます狂わされていく。
いつのまにか季節は移り変わっていて、自分だけは動かないまま周りの景色だけが飛ぶように後ろへ過ぎ去っていくような、そんな感覚がある。だけど自分の時間が止まっているなんてことはけしてなくて、ある日鏡を見て慄然としたりするのだ。外面的な意味でも内面的な意味でも、きっと。

仕事納めは30日である。今日もそうだったが、明日もなおのこと通勤電車はガラガラなんだろうな゚・(ノ∀`)ノ・゚・