相談したいんじゃない。

私は悩んでなんかいない。答えがほしいわけじゃない。ただ、あなたが悩んでるふうだったから、話を聞こうと思った。あなたが何をどう考えているのか、しりたいと思った。これからどういうふうに生きていこうとしているのか。それが聞きたかった。
だけどどうしてこうなっているのだろう?なんで私はあなたにアドバイスされてるのだろう。私のほうが年上なんだから、あなたを導いてあげなくてはならないのは私なのに。私はいまの人生で満足していて、他のなにかが欲しいだなんて思っちゃいないんだ。
あなたの話が聞きたい。でも、あなたは私には相談してくれないね。そしてたぶん私はあなたに何も言えないだろう。私はあなたに言うべき言葉をもたない。あなたもそれを分かってるのかもしれない。だからあなたも私に話さないのかもしれないね。でも、それでも、だとしても、あなたの話が聞きたいんだ。それはただの我がままなのかな。
友人Mへ。